中国で反日デモが続発するなか、11月から広東省広州市で開かれるアジア大会のサッカー日本-中国戦での“衝突”が懸念されています。サッカーの日中戦では 過去にもトラブルが起きていますね。
中国の反日感情は収まる気配がありません。10月23日の四川省徳陽市に続き、24日にも内陸部の甘粛省蘭州市と陝西 省宝鶏市で数百-1000人規模で発生しました。この勢いに乗り、中国人サポーターが暴徒化する危険もあるということ。想像できますね。
男子サッカー1次リーグで日本-中国戦が組まれているのは大会開幕前の11月8日。中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件後、日中が対決する初のサッカー試合とあって、治安対策を担当する中国当局幹部は「何が起きてもおかしくない」と危機感を募らせている。
治安当局は現在、反日デモの呼びかけに利用されているインターネット上の書き込みの監視を徹底。競技の妨害行為や騒乱などの端緒の把握に全力を挙げているが、「根本的な対策は難しい」(幹部)という。
2004年のアジア・カップ日中代表戦では中国人観客が激しいやじを飛ばし、日本人サポーターに物を投げた。警官と小競 り合いを起こし、観戦に来た日本の公使の車を襲って窓ガラスを割る群衆も現れましたね。さらに、ピッチ上でも中国代表選手が日本人選手にラフプレーを連発したのを覚えています。
9月以降、抗議行動が起きた北京や上海、四川省成都などと違い、広州での反日デモは確認されていないそうです。だが、同地は日系企業が多く進出し、暴徒化した中 国人サポーターの標的には事欠かないとのこと。これは怖いですね。
一部のデモでは、「住宅価格高騰を抑制しろ」「官僚腐敗に反対」などと、あからさまな政府批判の横断幕も出始めているようですね。治安当局も完全には統制できないのですね。
「『反日』をお題目にして、不満を募らせた中国人が憂さ晴らしのために試合場に殺到する恐れもある」とは、よく言われること。日本人には良い迷惑ですが、これを機会に、中国民主化が進んでいくと良いとも思っています。
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